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コラーゲンや低分子コラーゲンは胃や腸で、3つのアミノ酸（トリペプチド）まで分解され、
初めて腸管から吸収されますが、トリペプチドまで分解される量はごくわずかです。
しかし、前もってトリペプチドまで分解しておくと、吸収される量は大幅に高まります。
実際、グリ・コラーゲン（トリペプチド）を食べた後の、血中トリペプチド濃度は従来のコラーゲンの食後の20～60倍に達しています。


彼らは、ラットの大腿骨を人工的に骨折させたのち、コラーゲン・トリペプチドを服用させると、
骨折の治癒期間が著明に短縮されることを明らかにしています。
骨折した部位では、コラーゲン・トリペプチドが刺激となり前骨芽細胞から新たに骨芽細胞が生まれ、
その増加した骨芽細胞によりI型コラーゲンがどんどん合成され、
これに石灰化が加わり、その結果骨折部位が早く治るものと解釈されます。
また、骨芽細胞がコラーゲン・トリペプチドで刺激されると、トリペプチドを取り込みやすくなることも明らかになっています。これらの相乗効果で、コラーゲン・トリペプチドが骨折の治癒を速めるものと考えられます。

金沢医科大学総合医学研究所内
(株)エムシープロット・バイオテクノロジー

歯科領域においても、抜歯時やインプラント治療時に、一部顎骨の損傷をきたしており、コラーゲン・トリペプチドにより治癒を速め、また埋め込まれたインプラントと骨との結合を促進する事が期待されてます。